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モデルケース:30歳からのお金の流れ

架空の会社員を一人決めて、積立・住宅ローン・教育費が人生の時間軸でどう重なるかを数字で追います。

対応年度:令和8年度(2026年度)最終更新:2026年10月5日

このページでは、架空の人物を一人決めて、その人のお金の流れを数字で追ってみます。個別のシミュレーターを一つずつ使うのではなく、人生の時間軸に並べることで、「いま決めたことが何十年後にどう効くか」を見やすくすることが目的です。どの数字も概算で、実際の状況に当てはめる際は各シミュレーターで条件を変えてご確認ください。

モデルの前提

  • 30歳、独身、会社員。年収は500万円(額面)
  • 毎月の貯蓄から、新NISAで月3万円の積立を65歳まで続ける
  • 35歳で、4,000万円の住宅を35年の住宅ローンで購入する(金利1.5%、元利均等返済)
  • 積立の利回りは年5%で一定と仮定する(将来の相場は保証されない、保守的な仮定)

① 30歳から65歳までの積立(新NISA)

毎月3万円を35年間積み立てると、元本は1,260万円です。年5%で運用した場合、65歳時点の資産額は約3,408万円になります。このうち運用益は約2,148万円で、新NISAの口座内であれば、この運用益に税金はかかりません。

同じ額を課税口座で運用した場合は、運用益に約2割の税金がかかるため、手元に残る額は少なくなります。この差の確認には、新NISAシミュレーターの比較表が使えます。

② 35歳での住宅購入(住宅ローン)

4,000万円を金利1.5%、35年で借りると、毎月の返済額は約122,474円、返済総額は約5,144万円、そのうち利息は約1,144万円です。

毎月の返済額が手取りに対して重くないかは、住宅ローンの負担率で確認します。詳しくは住宅ローンシミュレーターで、手取りに合わせた条件を入れてみてください。

③ この2つを並べると見えること

住宅ローンの返済期間中は、毎月の返済額が家計の固定費になるため、積立に回せる余裕は減りやすくなります。一方で、積立は長く続けるほど複利の効果が大きくなり、早く始めるほど同じ額でも結果に差が出ます。つまり「住宅を買うか」と「積立をいくらにするか」は、別々に決めるよりも、合わせて家計全体で考えるほうが判断しやすくなります。

この2つに子どもの教育費が加わると、家計の重なりはさらに大きくなります。子供の学費シミュレーターで、進路別の必要額を確認しておくと安心です。

この試算の限界

この人物の収入は一定で、昇給・転職・出産・病気などの変化は含めていません。利回りも一定と仮定しています。実際の人生は、こうした出来事で何度も計画の見直しが必要になります。あくまで「流れの見方」の例としてご覧ください。