INCOME — 収入を知る
年収の壁を超えると手取りはどう変わるか
税金の壁と社会保険の壁、手取りが逆転する仕組みを解説する。
パートやアルバイトで働く方が「年収の壁」を意識するのは、ある金額を超えると、税金や社会保険料の負担が一気に発生するからです。特に注意したいのは、年収が少し増えると手取りが減ってしまう「手取りの逆転現象」です。
この記事では、なぜ手取りが逆転するのか、その仕組みを確認します。具体的な金額は制度改正で変わるため、最新の数字は年収の壁チェッカーで確かめてください。
年収の壁には2種類ある
年収の壁は、大きく分けて「税金の壁」と「社会保険の壁」の2つがあります。税金の壁は、所得税や住民税がかかり始める金額で、社会保険の壁は、健康保険・厚生年金に加入する義務が生じる金額です。
税金の壁は、年収が少し超えても税金がかかる額が小さいため、手取りへの影響は限られます。一方、社会保険の壁を超えると、保険料の負担が大きくなり、手取りへの影響が大きくなります。
なぜ手取りが逆転するのか
扶養の範囲内で働いていた方が、ある年収を超えて社会保険に加入すると、それまでは払わなくてよかった保険料を、給与から差し引かれるようになります。保険料は給与の一定割合(およそ15%前後)が目安です。
たとえば、年収が130万円を少し超えたときを考えると、収入は増えていても、保険料の負担が加わるため、手取りはかえって減ることがあります。これが、手取りの逆転現象です。働く時間を増やしても、手取りが増えないと感じる原因はここにあります。
壁を意識して働くときの考え方
- 年収だけでなく、「手取りがいくら増えるか」で判断する。
- 勤務先の規模によっては、社会保険に加入する条件(労働時間など)が異なる。
- 扶養を外れる場合は、配偶者の税金や手当(配偶者手当など)への影響も確認する。
- 一時的に収入が増える年がある場合は、年間の見込みを立てて計算する。
数字で確かめる
自分の年収で、どの壁を超えるとどれだけ手取りが変わるかは、年収の壁チェッカーで確認できます。勤務先の規模や、扶養の状況を踏まえた判断が必要な場合は、勤務先の人事・給与担当や、社会保険労務士などの専門家にも相談してください。
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参考:一次情報を確認する
※ 制度・税率・上限額は改正される場合があります。ここでの説明は概要であり、最新の正確な内容は上記の参考URL(一次情報)でご確認ください。